人口約2億6千万人を擁するインドネシアは、赤道に跨がる1万3千を超える島々で構成される海洋国です。世界的に見ても将来的に有望な市場とされるアセアンの本部が首都ジャカルタにあり、日系企業進出数が約1,700社です。歴史的な繋がりも深いことで親日家が多く、EPA（経済連携協定）が結ばれていて、日本各地の医療に工場や水産加工などの現場で多くのインドネシアの若い人たちが外国人技能実習生として働いています。ビジネス展開や現地採用での仕事、日本語教師といった多方面で日本人が現地で活躍しています。

☆インドネシアの主な観光地

インドネシアの屈指の観光地といえば言わずと知れたバリ島ですが、ロングステイや夏休みの期間を使った親子留学でも人気です。また、サーファーをはじめ欧米人旅行者が多いことで現地へアパートを借りて暮らし、地元の英語学校へ通い、インドネシアやそのほかのアセアン諸国への就職に備えている人もいます。

観光や宿泊ではクタやレギャンなどのビーチ派とガムラン音楽やバリ舞踊が有名で画家にも人気のウブドの山派に分かれていると一般的にいわれています。日本人率が少なくのんびり海外のリゾート感を味わいたいひとにはサヌール・ビーチがおすすめです。沐浴体験ができるティルタウンプル寺院、リーズナブルなスパマッサージ施設もありいやしのスポットが各地に点在しています。

インドネシアの代表的な観光スポットといえばジャワ島中部にある、世界遺産に登録されている大乗仏教のボロブドゥール遺跡群です。アンコールワットと並んで世界最大級の仏教遺跡で、神秘的な雰囲気が漂い建築物も素晴らしいと評判です。

アジスチプト国際空港から車で10分のところにも世界遺産のプランバナン寺院群があり、アセアン経済の成長を感じる事のできるジャカルタのスラバヤ通りでのショッピングも楽しみです。

☆インドネシアの気候と服装

赤道直下の例えが似合うほどインドネシアは常夏の国で熱帯性気候に属し、11～3月の雨季と4～10月乾季の2つの季節に分かれています。雨季といってもスコールなので、観光や生活に困ることは先ずないでしょう。乾季は湿度も低く過ごしやすく、海外駐在員や日本語教師で現地へ赴任される場合に、勤務地が高原都市のところもありますので、その際には上に羽織る軽めのアウターを用意されると安心です。

☆インドネシアの治安と気を付けておきたい点

国民の87％がイスラム教で、非常に温和でフレンドリーな国民性ですが、首都ジャカルタでは経済格差による不満でデモ行為が行なわれていることもあるので、集団には近付かないようにしましょう。

バリ島で老若男女問わず幅広い世代の日本人をはじめ外国人が暮らしていますが、ライフスタイルが人それぞれです。入国の際に関してのビザ取得状況がよく変わる国なので、中期以上滞在の場合は、現地で暮らす日本人の先輩達に諸情報を訪ねてみるのも良いでしょう。

ただ、同じアセアンの中で日本人が多いタイ同様、親切心を装ってお金を巻き上げる輩に遭わないためにも身元がわかる人に相談するのが得策です。

インドネシアの治安は一般的に良好と言われていますが、外国人相手のトランプなどのいかさま詐欺や日本人女性を狙ったナンパ行為は依然として多いようです。